2007-09-14

高槻市三箇牧小学校 Teacher Center か Learner Center か




【Teacher Center か Learner Center か】


Teacher Center か Learner Center かについて、今日はこれまで以上に理解を深めることができました。このきっかけをくれたのは、校長先生の話でした。


山本校長先生のお話

「私が小学生のころは、一斉授業が中心で、Teacher Cetnerによる学習は、今の日本の教育においてもやはり土台になる。日本人は、経済復興の中で、均質、勤勉の人たちで、この100年の歴史をみても、一斉授業での一定の成果を挙げてきた。ところが、同じように学習すると、積極性に欠けることがあったり、誰から教えてもらうことになれるため、社会に出たときに、自分で問題解決したり、調べたり、工夫したり、新しいことを創造する際に困難にぶちあたることがある。特に、社会にでると、小さなグループから大きなグループによる仕事が多いため、コミュニケーション能力やコラボレーション能力が必要となる。そこで、Teacher CenterからLearner Centerに移行(Shift)するのではなく、それをどう組み合わせるか、それが今後非常に重要になってくるでしょう」


この話を聞くまで、ハムゼの頭には、Teacher Center VS Learner Center という図ができてたようです。和光や北小学校では、Teacher Centerが中心で、伝統的だ、といっていたのですが、なぜ、Teacher centerを適応したのか、というその背景についてしっかり理解していませんでした。Learner Centerにもっていくためには、教師は様々な準備をしなければいけません。勝手に”さぁ、やってください”といってLearner Centerの授業ができるわけではありません。ところが、ハムゼの理解では、「どんな授業でも必ずLearner Centerを取り入れなければいけない”と主張し、なぜ、適応しなければいけないのか、どういう場面で、どういう児童に対して、という情報や配慮が欠けているようでした。


そこで、二攻対立の考えではなく、どのように組み合わせるのか、という視点が新たに生まれてきました。これは非常に大きな成果です。これについては、しっかり話し合って、理解を深めていきたいと思います。もちろん、これについて理解することは、ハムゼだけでなく、私にとっても非常に重要で勉強になることなので、一緒にこの課題について考えたいと思います。

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