2007-09-17

信楽へ


平等院の後、せっかくなので信楽までやってきました。
信楽は陶磁器で有名で、実際に自分で陶磁器を作ることもできます。
アイチもとっても興味を示してくれたので、チャンレジすることにしました。

ところが、ハムゼは「大人は泥では遊ばない」といって、陶磁器を作る気は全くないと拒否します。
ああ~~!どこまで頑固なんだ!!!といいたいところですが、泥を触るということは、彼の住んでいる地域では全くない文化なのです。
実際、三箇牧小学校で、泥だんごを作っている児童をみて、「なんであんなことをやっているんだ。他にも遊ぶところなんてあるのに、どうしてだ」と理解できない様子だったのを思い出しました。

でもせっかく信楽まできたのだからと説得し、やってもらうことに。
一人ではできない、というので、KENに手伝ったもらうから、という条件ではじめました。
ところがやりだすと、「本当は努力すればもっといいものが作れる」なんていいながら、すごく熱心にやっていました。結局とても楽しかったみたいなのでヨカッタヨカッタ。

新しいことをするということは、これほど抵抗があり、勇気がいることなんだなぁ、と少し思いました。
私は何でもチャレンジするタイプなので、あまりハムゼの気持ちはわかりにくいのですが、この1ヶ月どっぷり関わってみて、どんなに長くその国(シリア)に住んでいたとしても、本当に人の心にあるものは表面的に関わったり、話しているだけでは分からないと思いました。一緒に何かをするなかで、あれ?というところをみつけ、その中で、本当にその人を理解し、異文化を受け入れれるようになると思いました。

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